[はぐみがはぐくまれるまで]#03

なおみん編集長です。
「はぐみ」というコンセプトが
はぐくまれるまでのストーリーを
連載記事として書いております。

Photo by Justyn Warner on Unsplash


子どもの頃は、なりたい職業だらけでした。

歌を唄っては歌手になりたいと言い、
絵を描いては漫画家になりたいと言う。

糸井重里に憧れてコピーライターになりたいと思ったり
秋元康に憧れて作詞家になりたいと思ったり

なぜか、お花屋さんとかケーキ屋さんみたいな夢はなくて。

よくよく考えたら、わたしの父親は菓子職人で
わたしもお菓子づくりが大好きだったので
お菓子屋さんになりたいとか言っても不思議ではないのに 笑

読書感想文や、作文を書くのが得意で
コンクールで賞をいただいたこともありました。
中学の先生に、文才あるね、と褒められたこともあったり。

中学時代はまともに勉強もせず
漫画を描いては友人たちに読ませて
褒められて天狗になっていました。

思い返せば、町のカラオケ大会なんかにも出てたっけな(恥)

どうやらわたしはすべてにおいて
表現することが好きみたいです。
文字で、絵で、歌で、そしてデザインで。

とはいえわたしは
最初からデザインの道を志したわけではありません。

絵が描きたい
それだけの理由で、実家から通えないほど遠い高校を選び
油絵の世界で挫折を味わい、デザインに逃げ込みました。

高校時代、専門分野では落ちこぼれでした。

デッサン力はないし、
周りは先輩も後輩も皆、美大を目指す人たちばかりで
途中から編入したデザインの授業にはついて行けず
消えてなくなりたいほどの絶望感を味わいました。

進学はせずに就職の道を選びましたが
デザイン事務所ではなく、印刷会社へと入社。

なりたかった職業には、なれませんでした。